さまよえるコンセプトのないブログ  
くだらないことを書きながらも、なにげにブログの女王を目指しています(男だけど)。    旅に疲れたらホットじゃがりこでも食べながら くつろいでいって下さい。 ではお話させていただきます
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
リアル
 昨日は信じられないほど雪が降った。
東京にこんな雪景色が広がっているのがすごい。
 今日は雪は止んだが、その名残が残る中埼玉にバイトに行った。
こんな時バイトを入れるんじゃなかったなと後悔しながら電車に乗って行った。 無事に終わってなんとか終電に間に合うように帰ってこれた。

 埼玉から家まで結構時間がかかるのだが
この前買った「黒冷水」という小説を読んでいたらすぐ着いた。

「黒冷水」は17歳の高校生が書いた小説だ。
2年ぐらい前に話題になった。その時はなんか暗くて怖そうで手をつけなかったがこの前文庫になって出ていたので買った。
読み始めると一気に話に吸い込まれた。

 予想以上にひどい話だ。 規模のでかい兄弟げんかの話だ。
でも残酷なだけでなくふと笑ってしまうような面白さもある。
読んでいると「これを17歳が書いたのか」と何度も思った。

 この小説を主人公1人の目から見た一人称で書くのも大変そうだが、この作家は兄、弟という2人の内面を客観的な立場から冷静に表現している。
 パソコン用語、携帯電話など「今風な世界」が舞台になっているこの小説だが、文章はちゃらちゃらしていなくて むしろ逆に怖いぐらい大人の目線で書かれている。

 カウンセリングの先生に話を聞いてもらって落ち着いたはずの主人公が、ふとしたことで一気に憎しみでいっぱいになる。
その時の 心臓から「黒冷水」が送り出されていくくだりが
かなりドラマチックで怖い。

 自分はこの作品の主人公達に全く共感はしないが、こういう出来事も現実にはありそうだな、と思う。
だから読んでいてやけにドキドキしたり次の展開が気になる。

 別の作家だが「インストール」を読んだ時も、内容自体は現実には
絶対ないような話だがやけにリアルさを感じてハマった。
この2つの作家に共通するのは、ありきたりな文章に頼らず
「そのままを書く」ということだ。
心のままに「架空の真実」を書き記す。
 どちらの作品も主人公は「世間的にあまりよくない」ことをやっているが、主人公たちの「生きている感」が伝わってくる。

 自分は学校がhateなので(英語)学校を休みまくるインスト一ルの主人公には共感を覚えた。この主人公は最後には学校に行くことになるが、個人的には「行かなきゃいいじゃん。退学しちゃえよ」と思った。
 
 黒冷水は夢中になって読んですぐ読み終えた。
しかし最後の展開がやや強引で、それまで大人っぽい文章だったのにいきなり素人っぽい手法、大して新鮮じゃない「どんでん返し」的な形で終わったのでちょっと残念だった。
最後の最後に「17歳」が出てしまったという感じだ。

 この小説は「泣きたい人専用」の平面的な恋愛小説が好きな人にはちょっと刺激が強いかもしれない。
誰もが持つドロドロした心があらわされているので。
ひどい言動、妄想も書いてあるが、普通誰でもこのくらいは思うよなと思う。 ただ書かないだけだ。 
この作家はそれをそのまま書いた。それがまずすごいと思う。

 インストールの作家もこの作品の作家も17歳で完成度の高い小説を書き上げたが、彼らを見ると「17歳ってみんなこうなのか。自分は遅れてるのか」などと思う。
17歳というのは良くも悪くも感性が研ぎ澄まされているので、浮かんでは消える細かい感情をちゃんと表すことができるのかもしれない。

 この2つの小説はただアンダーグラウンドなだけではなく微かな希望を含んでいるようにも思える。
主人公達はどん底までいって何かをつかんだような感じがする。
どちらの主人公も最後は「生のもの(リアルなもの)」に触れていこうとする。
自分は強引な明るい「前向き」さには抵抗があるが、この2つの小説はそういうのとは違って 葛藤しながらも前に進んでいく、という感じがいい。

 光と影を抱えて現実を生きていくのが面白いんだなと思った。
 
  これを押すとこのブログの順位が上がります人気サイト総合ランキング>ブログ
スポンサーサイト

テーマ:この本買いました - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
こんばんは
こんばんは、麻衣子です。
先日はブログへのコメントありがとうございましたvv
早速遊びに来させて頂きました...vv

前に載せてあるマキバオー...お上手ですねっ...vv
父がWJ買っていたので読んでました...マキバオー(笑)

なんだか文章がまとまっていなくて申し訳ないのですが、この辺りで失礼させていただきます。
また遊びに来させていただきますね、それでは。
2006/01/26(木) 21:51:04 | URL | 麻衣子 #2PRdxZIg[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://rurugallop.blog23.fc2.com/tb.php/49-311aa81c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。